2011年4月13日水曜日

「ブンミおじさんの森」観賞後

・複数の質感のカメラ選択
 ①森、深い闇のハイフィー感
 ②ブンミの村につくおばの乗る車の前方に移る景色
 ③幽霊の質感
 ④ブンソンの回想と森の精霊との出会い
 ⑤洞窟内での手持ちカメラ
 ⑥洞窟=母胎からの、トンの夢(兵士と猿が映る写真のモンタージュ)

・鳥の声、虫の声とドローン

・ハエ取り網の感電音

・王女の挿話(滝の流れる泉での水神との交わり)
 →移動中の森の質感が、ブンミの森と同じ質感のため
  ブンミの生きる時空間と同じ軸で捉えてしまう

・ブンミとおばの関係
 農場の蜜と、木の実(食の交換)

・透析シーンの長回し

・冒頭の牛の活劇

・ブンミ---横になる人、惨殺の過去、浄化としての森の番人

・写真

・トン---観察者→境界に立つ者、出家

・幽霊、精霊、カルマを持つ者、観察者、
 最小限の移動、光の変化→タイ版の能?

・終盤の電飾(葬式、レストラン)

・トンがシャワーを浴びる時、背中に広がるタイルの空白

・ラオス川の彼岸と此方(川そのものが映ることはない)

・眠りについて
安眠→永眠→不眠