「紐育の波止場」 (1928)/ジョセフ・V・スタンバーグ
野獣のような海の男の無頼さと、海へと戻ろうとする男のほつれた服を
縫おうとするものの、涙で針に糸が通せない女の繊細さの妙。
「新学期・操行ゼロ」(1933)/ジャン・ヴィゴ
煙が充満した電車の室内からはじまる、映画的瞬間の連続に。
「めぐりあい」(1939)/レオ・マッケリー
何度観ても同じシーンで泣ける。
「素晴らしき哉、人生」(1946)/フランク・キャプラ
いわずもがなJ・Sクラシック。
「婦系図」(1942)もしくは「人生とんぼ返り」(1955)/マキノ雅弘
最高最涙の臨終シーンに。
「幽霊暁に死す」(1948)/マキノ雅弘
屋敷へと訪れた以降の轟夕起子の運動性と、幽霊の素晴らしい扱い方に。
「肉体の冠」(1951)ジャック・ベッケル
若き美しきシモーヌ・シニョレが旋回しまくる踊りに。
「奇跡」(1954)カール・ドライヤー
本当に起こる奇跡に。
「悲しみは空の彼方に」(1959)ダグラス・サーク
ゴスペル熱唱の最高のお葬式に。
「オープニング・ナイト」(1978)ジョン・カサヴェテス
夫婦饗宴のがけっぷちインプロヴィゼーションのラストに。
「天国の門」/マイケル・チミノ(1980)
卒業式のダンスと、ローラースケートと、最後の砦を囲まれた銃撃戦に。
「少年、機関車に乗る」(1991)/バフティヤル・フドイナザーロフ
少年が機関車に乗るまさにそのときに。
電車ものには弱いです。
jjj